やんなっちゃうよな

 

思ってるのに何も言わないのは 

初めから何も考えてないのと同じな訳あるかよな 

 

この曲は大事な曲すぎて、何度も聴くのが怖いから、浪費するのが怖くて、 

本当に自分が限界ギリギリの時とライブの時だけ聞くようにしてる。友達や同僚に、大事な曲は簡単に浪費できないと言ったら「変なの〜」なんて言われてしまった。 

 

分からない人には分からなくて良いよ、そういうもんだよね。 

 

私は人から変とか言われることが多かったし、 

それから、人から見下されることが多かった。 

もしかしたらそういうことに敏感なタイプだったのかもしれない。 

 

特に見下されることが本当に苦手だ。

キャラがキャラなので、いじられるのは全然平気なのだけど、それと見下されるのはまた別だと思う。

 

私のことを見下してくる人は 

いつも私が頑張っていること、続けていること、信じていることをバカにしてきた。 

 

家族もそうだし、友達もそうだった。  

好きな人にさえ、そうだったな。

誰もわかってくれないことなんて山ほどあったし、ある。 

 

友達だと思っていた人にそれをされた時には 

一瞬でダメになってしまったし、そんな自分が悲しかった。  

 

そんな感じの話。 

 

 

 

ついこの前、この曲を再生した。真っ暗な帰り道だった。 

 

 

 

職場の偉い人に、「そういえば痩せたよね?」と言われた。実際ダイエットを始めて少し痩せたので「あっ、はい」と答えた。 

そしたらその人はね、今年三年目の私にこうやって言ったんだよ。 

 

「私が一年目の時なんて頑張りすぎて10キロも減っちゃってね〜、だからあなたは1、2年目で太ったってことは頑張ってなかったってことだね!!」って笑顔で言われてしまった。 

 

冗談でも、本気で悔しくて悔しくて悔しくて、 

心の中にぐっさりきた。

 

私はストレスが溜まったり、何かを同時に頑張ることができないタイプだと思う。 こんなのは言い訳なのかもしれないけどさ。 

1.2年目はとにかく仕事に必死で、毎日頑張っていたつもりだった。休日だって休憩時間だって沢山削って、何より心を沢山削った。入職前に10キロ減らした体重も、その2年をかけて元に戻ってしまった。 

 

はっきり言って同期に比べたらクソみたいな環境にいた。友達の良い職場の話を聞くたびに辞めたくなった。 

 

特に昨年度、同じ担当だった人と相性が本当に悪かった。 

何度もブログで言ったと思うけれど、本当に辞めるつもりだった。 

見ていてくれた人の一言で続けようと思えて、今ちゃんと、春が来て。ちゃんと働けている。 

春が来るっていうのは嘘じゃなかったと今は思う。

 

ずっとずっと悲しかったし苦しかったその二年間を、一番偉い人にそのように笑われてしまったことが、本当に悲しかった。 

 

 

その二年間を、全て否定された気がした。 

 

大袈裟かもしれないけど、それくらい悲しかったんだ。私は。 

 

しかも今、私が体重を減らしたのは自分なりに取り組んだ結果だから、更にそれも否定された気がして。 

 

何も上手くいかないんだなって思った。 

 

認めてもらいたいなんて思ってないと思ってたけど、否定されることはこんなにも苦しいんだなと気づいた。 

 

帰り道、苦しくて、「やんなっちゃうよな」を再生した。 

泣きながら、夜の道路沿いを歩いた。  

 

あぁ やんなっちゃうよな、君が今日までやってきたこと 

あぁ やんなっちゃうよな、否定する人ばかりでさ  

 

頑張っても上手くいかないのは 初めから何もしないのと同じな訳あるかよな 

君の靴底に泥がついてるのを 僕は知ってるよ 

 

 

せいごさんは私のこんな話、知らない筈だし当たり前に私に歌ってくれている歌じゃないことは知っている。でも、私の歌だと思った。

その時だけは、私の歌だと思いたかった。

せいごさんがこうやって歌ってくれることが救いだった。 

 

君の輝きを奪うような言葉を聞くくらいなら 

僕が歌ってやるよ 

 

 

そうだね、 

 

 

私が大好きで大切なロックバンドが、 

こんなに優しくて、こうやって歌ってくれるんだもん。 

 

これからも、歌って欲しい。 

 

 

 

せいごさんの大丈夫は、魔法だと思った。 

音源には入っていない、ライブでしか聴けないアレンジ。

 

 

何故かイヤフォンから聴こえた気がした。 

 

 

そのまま行けよ、

大丈夫さ。