階段に座って

 

一日に三件もブログ書くとかおかしい… 

書きたいことがたくさんあったんだよね。 

 

 

3月19日のボイガルメンバー脱退前ラストツアーの渋谷QUATTRO公演から 

バンドセットのボイガルを見ていない。 

 

弾き語りのシンゴさんは最強である。 

でもバンドセットのシンゴさんはもっともっと最強なんだ。 

 

 

ロックバンドが優しいだなんて、ボイガルに出会う前の私は知らなかったんだ。 

知らなかった頃の私が聴いたら、どういうことなの?って真剣に聞くだろうな。 

嫌味とか、そういう意味じゃなくて分からん人には一生分かんなくて良い話だと思う。

 

渋谷LUSHでの弾き語り、ライトに照らされたシンゴさんが歌い出した瞬間に 

あぁ、私のスーパーヒーローだと思って 

そしたら涙が止まんなくなっちゃってさ 

全部新曲とかわけわからんのに本当に優しかったんだよね。 

 

ショウシンの日とその翌日には、

3月19日ぶりの階段に座ってを聴けた。

ロックバンドなんて知らなきゃよかったっていうシンゴさんが歌い出した階段に座っては 

いつもより切なくて苦しくて 

それがちょっと嬉しくて泣いちゃったな。 

弾き語りなのに

爪食い込む程拳握っちゃったし。

 

私がしんどかった一年間、 

春がまた来るなんて本当に嘘だと思ってた 

桜は遠く、タンポポもつくしも 

遠く、遠く、見えなかったあの日 

 

去年のムロフェスの話をしようかな。  

 

あの日は本当に暑かった。 

ハルカミライと出会ったのもその前の年のムロフェスだったな。とか思いながらさ  

(スピーカーによじ登る学さん見てまじでびっくりした覚えがある。

アストロビスタで大泣きした) 

 

話を戻しましょう。 

ムロフェス、ボイガルは初参戦 

そこまでいろんなバンドがやっていてどれも観たかったバンドだし楽しかったけど 

ぶっちゃけあまり覚えてない。それくらいボイガルが強かった。 

 

前のバンドから同じステージだったから、

一番前にいた。 

ボイガルのメンバーがリハでステージに上がってきてすごくドキドキした。 

リハで何度も何度も何度も、繰り返し聴いた 

何度も泣きながら聴いた 

GO!GO!7188のこいのうたを歌った。泣いてしまった。 

 

 

生きてゆく力がその手にあるうちは、

笑わせてていつもいつも

側にいて欲しいよ。

 

リハから泣いちゃうなんて私おかしいのでは、って思った。 

 

本番はあっという間。

たったの5曲だよ。たったの。 

その間に私がどんな思いだったかなんて、

私にどんなドラマが起こったかとか、 

知ってる人だけが知ってれば良いと思ってる。 

 

でもね、あの日よりノンフィクションの約束が特別に思った日はないし 

階段に座ってに救われた日だった。

いつか絶対デカいステージに連れてってくれるって、本気で思った。 

この一年、あの日を糧に生きた。本当に。

 

何度も何度も思ったこと 

シンゴさん、あなたがやってるロックバンドがいてくれてよかった。 

 

 

いつか春が来るなんて絶対に嘘だと思ってた 

誰かがきっと見てるからなんて 

ほんとだと思えなかった  

でも信じてみようと思った 

踏ん張ってみようと思った 

 

あなたがやってるロックバンドが、

優しかったから。

 

そしたら春が来た。

春がまた来るのは嘘じゃなかった。

こんな当たり前が私には奇跡だった。

桜が満開の、地元の川沿いを歩いて帰った。 

 

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春が来て、ボイガルは1人になった。 

でも、続いていくんだから物語は。

 

私は優しいロックバンドを聴きながら、

泣きながら缶チューハイを飲んでた。

 

階段に座って。