終わらない歌
終わらない歌を歌おう
明日には笑えるように
昨日、私は京都のライブハウス、nanoにいた。
私の大好きなメメタァのリリースツアーの初日だ。対バンが良かったこともあって、翌日の休みが取れたら絶対に行くと決めていた。
nanoに行くのは初めてだった。入り口入ったら出演者の皆さんがいて入り口間違えたかと思って焦ったけど、メメタァの方々もライブハウスの人も優しく声かけてくれて有難かった。
5組出演者がいて私が知ってるというか、ライブに行ったりしたことがあったのは2バンドだけだった。
なのに、見たことも曲を聴いたこともない
しょっぱなのANABANTFULLSから大号泣してしまった。全然わけわかんなかった。
優しくてカッコ良いバンドがまだまだいると知った。
FILTERも道見さんもベランパレードもメメタァ もボロボロに泣いて、終わった後は顔もぐちゃぐちゃだったけど幸せで嬉しくて不思議な気持ちになった。
京都に来てここを選んで大正解だと思えた。
メメタァの転換中に、ナードマグネットを口ずさんでいたら(その前からナードは流れてた)
そのままナードが何曲も続いた。心底嬉しかった。
そのままメメタァのライブだった。
5組もいて5組ともが良いなって思ったのはいつぶりだろう。本当に良かった。涙枯れちゃうかと思うくらい優しさをいっぱい貰って救われた。良い日だったからお酒飲んじゃおう…!
って、ドリチケを交換しようとカウンターに向かう時、THE BLUE HEARTSの「終わらない歌」が流れた。また泣きそうになった。というか、泣いた。
そういうライブを観た、その後にこんな優しい歌を流してくれた、京都nanoというライブハウスが好きになった。
終わらない歌を歌おう クソッタレの世界の為
終わらない歌を歌おう 全てのクズどもの為に
終わらない歌を歌おう 僕や君や彼らの為
終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように
昨日出ていた全出演者の、一番心に残ったライブの一部分が走馬灯みたいに流れた。まだそこのライブハウスにいたのに。
世の中に冷たくされて
1人ぼっちで泣いた夜 もうだめだと思うことは 今まで何度でもあった。
本当の瞬間はいつも死ぬほど怖いものだから
逃げ出したくなったことは今まで何度でもあった。
ねぇ、何度でもありましたよね。
メメタァの歌に、ロックバンドに救われた人間がやってる音楽ですと言ってどしゃめしゃにカッコ良いライブをしていたANABANTFULLS
感動する音楽に出会ったから自分たちもそういう音楽をやりたいと言っていた、FILTER。
シンガロングが最強だった。
馴れ合いは好きじゃないから 誤解されてもしょうがない。それでも僕は君のことを
いつだって思い出すだろう。
ステージ上で勝負しに来ていた、道見さん。
「おい!そこで突っ立ってる売れないバンドマン」なんて歌詞を、あんなにバンドがいるところでカッコよく歌ってた。
ライブ中に他バンドの悪口をいうベランパレード。笑えるMCや思わず笑顔になってしまう歌をやるけれど、私にとっては死ぬほど優しくて、絶対に泣いてしまう曲もあるし、ベランパレードを見るたびに思い出す日が、大事なバンドが、あのMCがある。分からない人には分からなくて良いって思うよ。一生。
終わらない歌を歌おう クソッタレの世界の為
終わらない歌を歌おう 全てのクズどもの為に
終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等の為
終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように
明日から何かを変えられなくても、
笑っていこうね。笑ってくよ。
メメタァの新しい音源のタイトルは
明日には笑えるように歌ってくれている
終わらない歌だった。
流してくれてありがとうございます。
こんなところに書いても、きっと伝わらないけど。
終わらない歌を、歌おう。