インスタントソング
胸を張れ、僕の日々よ。
2019年6月27日下北沢MOSAICでのライブ、せいごさんはインスタントソングの前のMCで
「メンバーや、他の人からもたまに言われるんですけど、メメタァを続けてくれてありがとうって」という話をした。
そのMCとイントロで、インスタントソングだと分かっていた。堪えていた涙がポロポロと溢れた。
私にとってのスーパーヒーロー、
THE BOYS&GIRLSが思い浮かんだ。
ボイガルは、3月に、四人いたメンバーのうちの三人が脱退して、正規メンバーはシンゴさん一人になった。
脱退が発表された時、ファンは苦しかっただろう。
かくいう私も、死ぬほど泣いた。真冬の夜の公園のベンチで、部屋着のままパレードは続くを聴いた。ファンと一口にくくらないで欲しいくらいには苦しかった。
でも、きっと、
もっともっともっと、ずっと辛かったのは辞める決断をしたともやさんとカイトさんとケントさんだったと思うし、
続けると決めた、シンゴさんだったと思う。
だから、辛かったし悲しかった。
おこがましい話である。
何かを続けるということは、とても難しいことだと知った。いや、正しくは知っていた。
でも、ボイガルに限ってその法則など当てはまらないと思っていたのだ。
なんとも情けないな。
勝手に信じていたっていうのは、本当に情け無い。
だから、私にとって、メメタァが続けてくれていることは奇跡なのだ。
ボイガルのことがあって、改めて当たり前ではないと心底思った。
もう1つ、私には大切なバンドがいる。
ハンブレッダーズだ。
インスタントソングのMVが公開された時、
ハンブレッダーズの銀河高速が思い浮かんだ。
続けてみることにしたよ。
なんだか私の好きなバンドがどんどん変わっていって、続けていることは知っていても、やっぱり苦しかった。
一番好きなバンドがメメタァで、
ずっと続けてくれることは、続けていることは、私にとっては奇跡だと思う。
私は今までの人生で周りの人や自分を見て、
続けることも、辞めることも、否定も肯定もできないと思った。だけど続けていることで
確かに救われる人がいるんだと知った。
銀河高速とパレードは続くと、インスタントソング
この三曲のおかげで
私は私を続けていけると思っている。